ソフトバンクモバイル株式会社は、昨日、隣接する基地局が協調制御して移動局と送受信を行う「複数基地局協調伝送方式」の無線通信システムに関する実験試験局の予備免許を取得しましたのでお知らせいたします。本免許の交付を受け次第、東京都内でフィールド実証試験を開始します。
「複数基地局協調伝送技術」は、隣接する基地局が協調して移動局と送受信を行うことで、干渉を受けやすいセル間の境界における伝送速度(スループット)を向上させる技術です。次世代の移動通信システムの規格である「LTE-Advanced」を実現する技術として、3GPPにおいて標準化に向けた検討が現在行われています。
今回の実証実験では、本技術の基礎実験として、基地局間のデータを同時送信するための同期精度とセル境界におけるスループットの改善効果を、固定ネットワーク側の伝送路として伝送品質が安定しているイントラネットと安価なインターネットを使用して評価します。
なお、本実証実験は、当社が提案し、総務省の「電波資源拡大のための研究開発」プロジェクトで採用された「異なる大きさのセルが混在する環境下における複数基地局間協調制御技術の研究開発」の一環として、共同研究者である国立大学法人 電気通信大学と実施するものです。
ソフトバンクモバイルは、本実証実験にて取得したノウハウや測定データを活用することで、ワイヤレスブロードバンドにおける通信技術の向上を図り、電波資源の有効利用に貢献していきたいと考えております。