ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、社長:孫 正義)は、携帯電話用共通API(Application Program Interface)指向型プラットフォーム「Portable Open Platform Initiative」(以下、略称:「POP-i」)を導入することを決定し、開発に着手しました。
「POP-i」は、携帯電話メーカー各社が採用する異なった携帯電話向け主要基本ソフト(OS)やチップセットの違いを吸収することで、メーカー側の負担を最小限にしながら、アプリケーションやミドルウエアの共通化を進めることができ、開発期間を短縮するとともに、開発コストをも低減することを実現できるものです。また、「POP-i」をベースにした携帯電話の開発は、既存の携帯電話の開発環境に対して柔軟に対応できるだけでなく、今後も進化し続けてゆく技術やハードウエアの採用に対しても、すでに開発したソフトウエアを引き続き使用することを可能にします。
なお「POP-i」では、携帯電話向けAPI仕様である「OpenKODE®」※を中心にした対応の検討を進めてまいります。「OpenKODE®」は、ロイヤリティーフリーのオープンな業界標準仕様であるため、多数のベンダーによる活発なアプリケーション/ミドルウエア開発が期待できます。さらに「OpenKODE®」は、動画、2D、3D、サウンドなどのマルチメディアソースを包括的に扱うことができるため、来るべきモバイルマルチメディア時代に適応した、今までにないリッチなコンテンツなどの提供も実現可能となります。
「OpenKODE®」の仕様策定を行うKhronos™ Group代表であるNeil Trevett氏より、以下のようなコメントを頂戴いたしております。
『Khronos™ Groupは、ソフトバンクモバイルが最先端のグラフィックスやメディア機能を「POP-i」に搭載するために、「OpenKODE®」の採用計画を表明したことを大変うれしく思います。ソフトウェア・デベロッパーは「POP-i」向けのソフトウエア開発に積極的に取り組むことができ、その投資が無駄になることはないでしょう。「POP-i」対応携帯電話向けの「OpenKODE®」ネイティブアプリケーションは、エンドユーザーが今まで経験したことのない最高水準のリッチ・メディア・コンテンツの可能性をもたらすことになると思います』
技術革新が進み、端末が高機能・多機能化する昨今の携帯電話市場において、ソフトウエア開発ならびに端末への実装の開発工数の大幅な増加が大きな課題とされています。一方、お客さまの要求が多様化し、さまざまな特長を持った端末が求められ、競争力の高い新しいサービスを次々と短期間に導入することは、新しい顧客の獲得と既存顧客の確保の為にますます重要となっています。さらに、携帯電話事業者においては、提供するサービスを均質化するために、各携帯電話メーカーが採用する異なるプラットフォームの技術的な差異を吸収する必要があります。これらの課題を解決するソリューションが「POP-i」です。
ソフトバンクモバイルは日本の携帯電話市場に常に新しいサービスを提供してまいりました。今後この「POP-i」を共通プラットフォームとして導入することで、高機能で競争力の高いサービスをいち早く導入する強力なフレームワークを装備することが可能となり、お客様のさまざまなニーズにお応えできるようになると確信しています。
この「POP-i」およびその上で動作するソフトバンク共通アプリケーションに関しては、株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、社長:関野 正明)および株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、社長:荒川 亨)と共同で開発を進めてまいります。
また、今回の「POP-i」開発の趣旨について、サムスン電子株式会社、シャープ株式会社、株式会社東芝、日本電気株式会社、パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社の携帯電話メーカー5社(50音順、2007年5月22日時点)から賛同をいただくとともに、以下方々よりコメントを頂戴いたしております。
以上