
携帯電話や情報端末を活用して、すべての子どもが自らの力で楽しく学習できる環境づくりに取り組んでいます。
携帯電話の機能を、特に認知やコミュニケーションに困難がある子どもの学習や社会参加に役立てるため、東京大学 先端科学技術研究センターと共同で「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」に取り組んでいます。半年にわたる事例研究の成果をまとめた「障がいのある子どもたちのための携帯電話を利用した学習支援マニュアル~あきちゃんの99の魔法のポケット~」を2009年11月に発行し、障がいのある方々や、保護者、学校関係者、社会福祉士を対象とするセミナーを通じて全国各地で啓発活動を行っています。セミナーでは参加者の皆様に実際の活用方法について考えていただき、家庭で実践するきっかけ作りを提供しています。
今後も携帯電話や情報端末を活用した学習や生活支援の啓発活動に一層力を入れ、すべての人がICTを活用することにより生活の質を向上させられるよう寄与してまいります。
学習支援マニュアルは、eAT利用促進協会のWEBサイトからダウンロードまたは冊子をお申し込みいただけます。
教科書の内容を深く調べるためにiPadを利用するA君(提供:東京都立江戸川特別支援学校) Twitterで「ろう学校にiPadを配布してはどうか」という声を、お客様からいただいたことをきっかけに、東京大学 先端科学技術研究センター 人間支援工学分野、当社、およびソフトバンクグループで教育事業を担う株式会社EDUAS(エデュアス)は、前述の携帯電話活用の事例研究「あきちゃんの魔法のポケットプロジェクト」を拡充させ、iPadを活用した障がい児の学習支援を行う事例研究プロジェクト「あきちゃんの魔法のふでばこプロジェクト」を開始し、このプロジェクトへの協力校を全国から募集しました。
全国約180校から選ばれた34校の特別支援学校に、2011年4月から2012年3月末までの1年間、iPadを実際に教育現場で利用いただき、今後その事例を公開することで、「学習のバリアフリー」に向けた取り組みを促進しています。
「あきちゃんの魔法のふでばこプロジェクト」では、実際にiPadを教育現場や日常生活で活用していく中で、どのような使い方が効果的だったか、どのアプリケーションが役に立ったかという成功事例だけでなく、失敗事例についても、2011年秋以降に向けて情報を集めていく予定です。これにより、さらに教育現場で活用できる具体的な事例を蓄積していきます。
iPadやタブレット端末の活用により、「これまで思うようにできなかったことが、できるようになる」という経験が、子どもの意欲を高め、それがさらに子どもの「できること」を増やせるように、今後も取り組みを広げていきます。
当社は、コンピュータや各種IT機器などを利用し、障がいのある若者たちの大学進学や就職を支援する「障がいのある高校生・高卒生のための大学体験プログラム“DO-IT Japan”」(東京大学 先端科学研究センター主催)を支援しています。
2010年度は、プログラムの一環として障がいのある高校生を対象とした、障がい者向けの料金プランとCM企画作りのワークショップを開催しました。当社の料金プランを作っている料金企画部、CM部門を担当するマーケティング・コミュニケーション本部からそれぞれ担当者が出席し、料金プラン作りのポイント、CM企画の流れなどを説明した後、 参加した高校生がグループワークで料金プランとCM企画作りに挑戦しました。このワークショップを通して、相手に自分の意見を伝え、期限のある中で考え結果を出すといった、大学での授業の疑似体験の場を提供しました。
今後も、障がいや病気を抱える参加者のコミュニケーション力の向上、また、社会に存在するバリアを解明し、多様性のある開かれた社会の実現のため、支援活動を行っていきます。